基礎編5 「『脅迫』を『選択』に変える質問」
「YESか、NOか」「やるか、やらないか」を迫る質問を投げられたとき、あなたはそのいずれかを「選択」していると感じますか? むしろ、「脅迫」と感じることはありませんか?
「選択」とは3つ以上の選択肢が用意されてはじめて成り立ちます。コーチは必ず3つ以上の選択肢を見つけ出し、相手が自発的に選択できる状態をセットしなければなりません。
例えば、部下に営業のアポを取らせるとき。「プロスペクトのリストから電話がけをするのか、しないのか?」と聞いても、それで相手から真の自発性を引き出すことはできません。「他に、新しいお客様にアプローチしていく方法はないだろうか?」「既存のお客様から紹介してもらうにはどうしたらいいと思う?」などと質問を投げかけ、選択肢を増やしていくことで、たとえ相手が最終的に最初のアイディアややり方を選んだとしても、他の選択肢の中から選んでいるという事実を自信につなげることができます。
また失敗したとしても、どの時点まで戻ってやり直したらいいかという目安になります。
「それは素晴らしいアイディアだね。ところで、他にやり方はないかな?」
「君の尊敬する上司ならどんなことを考えるだろう?」
「今はそれを選ぶだろうけど、十年後ならどうだろう? 十年前なら?」
目標に向けて選択肢を広げ、それを自ら選ぶところまで質問を投げかけることで、相手の「行動」には積極性が伴ってくるはずです。
- 2つの選択肢から選ばせる場合、「選択」ではなく「脅迫」となることがあります。相手の自発性を高めるには、3つ以上の選択肢を挙げさせ、そこから選ばせることを意識してみましょう。






