CTP成果事例

明日から使えるコーチング

スキル10 かたまりにする

こんな場合にこのスキル
  • □ 部下が目標を達成しない
  • □ 部下の目標設定をうまくすることができない
  • □ 部下が自分でやると宣言したことを継続してやらない

望んでいる状態(目標)=現在の状態+行動。これがコーチングをするときの基本公式です。まず望んでいる状態を聞く。最初は漠然とした答えが返ってくるでしょうから、基礎編「かたまりをほぐす」で紹介したチャンクダウンというスキルによって、より具体的にしていきます。望んでいる状態がはっきりすればするほど、未来は魅力的になります。

次に現在の状態を聞く。具体的に現在何が起きているのかとらえていきます。最後に、いつ、どこで、誰と、何を、どのようにするのか、明確にイメージできるまで詳細に聞いていき、行動を引き出します。このように三つのパートにおいて「かたまりをほぐす」という技が威力を発揮します。これに「かたまりにする」という技が加わると、さらにコーチングは強力になります。

「かたまりにする」ことを、チャンクダウンに対してチャンクアップと呼びます。いくつかの小さなものを大きなかたまりにまとめあげること。具体的なものの集まりから抽象的な概念を抽出することをいいます。

チャンクアップは二つのパートで主に使います。「望んでいる状態」と「行動」です。望んでいる状態が具体的になったあと、相手に問いかけます。「一言にまとめると、どういう状態を達成したいということなんだろう?」

取るべき行動が詳細に決まったら、やはり問いかけます。「やることが三つ決まったけど、その三つを確実に実行に移すために、いつも持ち歩ける、支えになるような言葉はないかな?」

相手が自分の言葉でかたまりをつくるのをサポートしてあげてみてください。ずっと先まで相手が「行動」を継続し、「望んでいる状態」を心の中に持ち続けられるように。

Point
  • 具体的な行動まで決まったら、今度は抽象的な言葉にまとめる
Let's Try!
  • • 望んでいる状態が具体的になったら、それをもう一度短い言葉にまとめあげるために、「一言にまとめると、どういう状態を達成したいということなんだろう?」と相手に問いかけてみましょう。

(出典 : 『図解 コーチングスキル』 鈴木義幸著 (ディスカヴァー刊)

twitter この記事をだれかに知らせる