スキル15 「究極の質問」で変化を起こす
- □ 部下が目標を達成しない
- □ 部下の提案やアイディアが引きだせない
「火事場の馬鹿力」といいます。ご存知のように、人間追い込まれるととんでもない力が出るということのたとえです。この「ぎりぎり」の状態をイメージの中に意図的につくりだし、答えを引きだそうとするのが究極の質問です。友だち同士でよく冗談に「もし命があと二十四時間しかないとしたらなにをする?」と聞いたりする、あれです。
究極の質問の公式は基本的につぎのようになります。
「もしあと○時間(相手が「ぎりぎり」のところに追い込まれると感じる時間の長さであればなんでも)でその問題を解決しなければ(目標を達成しなければ)あなたにとって大切なことが失われるとしたら、どんな行動をとりますか?」
たとえば、営業成績が伸び悩んで煮詰まっている同僚に「もしこの一日で一件とってこないと給料が半額になるとしたら、まずなにをする?」
究極の質問を受けると、たとえそれに対してその瞬間現実的な解答が思い浮かばないとしても、なんとなく視野が広がる感じがあるものです。
まずは自分に試してみてください。今の自分に対して、与えられる究極の質問はどんなことですか。ひとつだけでなく、たくさん質問をつくってみてください。答えを真剣に探そうとすると、どんな変化が自分の中に起きますか。
実際に行動に移せるアイディアが浮かんだら、すぐ実行です。そして究極の質問作成のこつをつかんだら、次にぜひ、煮詰まっている周りの人にトライしてみてください。
- 究極の質問で相手を追い込み、アイディアを引きだす
- 究極の質問の公式は、「もしあと○時間でその問題を解決しなければ、あなたにとって大切なことが失われるとしたら、どんな行動をとりますか?」というものです。まずは、自分に対する究極の質問を考えてみましょう。こつをつかんだら、煮詰まっている周りの人に試してみてください。
- <究極の質問の例>
・営業成績が伸び悩んで煮詰まっている同僚に対して
「もしこの一日で一件とってこないと給料が半額になるとしたら、まずなにをする?」
・時間にルーズな部下に対して
「会社の浮沈を左右する大切な契約を交わす場に向かう途中、乗っていた電車が事故で止まってしまった。1分でも遅刻したら理由を問わずに契約は破棄され、あなたは解雇される。そういう局面でどんな行動をとる?」
・勉強をする気にならない受験生に対して
「6ヶ月後に行われる予定の入学試験がある事情によって1ヶ月後に行われることになったとしたら、まずなにをする?(志望校の変更は許されないものとする)」
(出典 : 『図解 コーチングスキル』 鈴木義幸著 (ディスカヴァー刊)






