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明日から使えるコーチング

コーチングスキル 応用編


スキル20 エネルギーを蓄えさせる

こんな場合にこのスキル

  • □ 最近部下が疲れている
  • □ 部下が目標を達成しない

車が走るためにはガソリンが必要なように、人が行動するためにはエネルギーが必要です。

行動することばかりに躍起になってエネルギーの補充を怠ると、ガス欠になって思いがけないトラブルが発生することもあります。もし、あなたが誰かをコーチする立場にあるとしたら、車を走らせるときガソリンの残量をこまめにチェックするように、その人のエネルギーの充填度に絶えず意識を向けておかなければなりません。

あなたの部下が頻繁にガス欠に陥るようだったら、エネルギーを補充するシステムを一緒につくってみたらいかがでしょうか。車を走り続けさせるため「定期的」にガソリンを注入するように、毎日、あるいは少なくとも2、3日に1回はエネルギーが注ぎこまれるシステムを構築するのです。

その際、一方的に「これをやれ!」というのではなく、質問をして相手に考えてもらうことをお勧めします。「どうしたら定期的に自分のエネルギーを補充できると思う?」といった具合に。もちろん、あなたが良いアイデアを持っていたら「提案」してみるのもいいでしょう。

先日、部下の顔を見ると、トロ~ンとした生気のない眼をしていました。聞けば最近仕事が忙しく、家に帰るとぐったりしてそのままソファの上で寝てしまうのだそうです。しかし、彼女は、帰宅後の時間を自分の体と心をリフレッシュする時間に変えたいという願望を持っていました。そこで、どういうことをするか二人で話し合いました。

彼女が決めたのは、「家に帰ったらすぐに入浴剤の入ったお風呂に入る」「お風呂を出たら会社につけていくのとは違うコロンをつける」「クラシックを聴きながらお気に入りのハーブティーを飲む」の3つでした。

次の日、彼女は本当に晴れやかな顔でやってきてこう言いました。「すっごくよかったです! 昼の延長ではなくて、夜にまた新しい一日が始まった気がしました。今日は気分すっきりです!」

あなたはどんなふうにして自分のエネルギーを補充しますか? 自分の補充方法が決まったら、次にガス欠の人を見つけて、エネルギーを補充するお手伝いをしてみてください。

Point

人それぞれの方法を見つけてあげることで、エネルギー補充のサポートをする

Let's Try!

一方的に「これをやれ!」というのでは相手にフィットしたリフレッシュ法は見つかりません。
「どうしたら定期的に自分のエネルギーを補充できると思う?」といった具合に、質問をして相手に考えてもらいます。
あなたが良いアイデアを持っていたら「提案」してみるのもいいでしょう。

(出典 : 『図解 コーチングスキル』 鈴木義幸著 (ディスカヴァー刊)

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