CTP成果事例

明日から使えるコーチング

スキル3 広く多くのことをきく

こんな場合にこのスキル
  • □ 部下が目標を達成しない
  • □ 部下が最近仕事のことでとても悩んでいるようだ
  • □ 部下はまじめで実直だが視野が狭く、いろいろな可能性に目を向けられない

コーチングのひとつの目的は、相手ができる限りはやく、そしてできる限り大きな目標を達成できるようサポートすることです。そのためには、可能な限りはやく核心に入りこみ、現状における課題を明らかにして目標達成のためにとるべき行動をすばやく引き出すことができればいいわけです。とにかく核心、核心へと迫るというアプローチです。

しかし、これはコーチングではひとつの選択肢にしか過ぎません。ときとして、一箇所を深堀りするよりも、広く多くのことをききだすことが有効な場合もあります。

問題点ばかりに意識がいってしまうと、解決策を見出すことができず、袋小路に入ったようになることがあります。そんなときに、広く多くのことをきくと、ある一点しか見えず凝り固まっていた脳の緊張が和らいで、全容が見通せることがあります。

ひとつ質問をして答えをきいては、また「ほかに気づいていることはないですか?」と聞いていく。広く浅く情報を積み重ねていくのです。答えにつまったら「あなた以外の人は、そのことについてどう感じていると思いますか? 上司は? 部下は?」というように、いくつかの切り口を与えてみます。こうして現状に対していろいろな角度から光を当てることで、複眼的に状況を捉えることが可能になります。

Point
  • 広く浅くさまざまな質問をして、いろいろな角度から状況に光を当てる
Let's Try!
  • 部下と目標や課題について話す場合、広く浅くいくつかの切り口から質問をしてみましょう。切り口としては以下のような視点があります。
  • ・時間軸を変えてみる 「1年後の君なら、まずなにからはじめると思う?」
  • ・他者の視点から見る 「同僚のA君は、どう考えていると思う?」
  • ・モデル 「成果を上げているB先輩だったら、どう対応するだろうか?」
  • ・過去の経験 「これまでうまくいったときには、どんなことに気を配っていた?」

(出典 : 『図解 コーチングスキル』 鈴木義幸著 (ディスカヴァー刊)

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