スキル6 自分にとってどんなによかったかを、ほめ言葉にする
- □ 部下が目標を達成しない
- □ 部下をどうほめたらいいかわからない
思い出に残るほめ言葉がありますか?
それはどういう言葉で、なぜその言葉は、傑出して頭に残っているのでしょうか。
コーチングでは、相手をほめたり承認したりすることをアクノレッジメントといいます。アクノレッジメントは、それをどういうスタンスに立って相手に伝えるかによって、大きく二種類に分かれます。
一つは「You」のスタンスで相手を承認するもの。「よくやった」「優秀だね」、つまり「あなたはこうだ」と相手に伝えることです。こういった承認を受ければ嫌な気はしませんが、一方で、それ自体が評価ととらえられてしまう可能性があります。受け手があなたのことを尊敬していて、自分のことを評価するに値する人だと思っていれば話は別ですが、そうでない場合は受け取りにくいものになるかもしれません。
二つめは、相手が自分に対してどういう影響を与えたのかを言葉にするものです。つまり「You」ではなく「I」の立場。「きみががんばっているのを見ていると僕もやる気が高まるよ」「今日のきみのプレゼンは安心して見ていられたよ」。このタイプの承認は相手の中にストンと落ちます。そして、いわれると、とても嬉しいものなのです。
「You」の立場で誰かを承認しようと思ったら、ちょっと立ち止まってそれを「I」の立場の承認に変えてみてください。相手の反応は驚くほど違うと思います。
- 評価ではなく、相手について自分がどう感じたかをほめ言葉にする
- 部下をほめるとき、もし「You」の立場で伝えようとしていたら、「I」の立場に変えて伝えるようにしてみましょう。
- 「I」の立場で伝える言葉の例
・「きみががんばっているのを見ていると僕もやる気が高まるよ」
・「今日のきみのプレゼンは安心して見ていられたよ」
・「信頼しているよ」
・「きみの○○を見て、私ももっと○○して、いい○○になりたいと思った」
(出典 : 『図解 コーチングスキル』 鈴木義幸著 (ディスカヴァー刊)






