スキル10 数値化する
- □ 部下が顧客とどのように商談を進めているのか今ひとつ見えない
- □ 部下が目標を達成しない
- □ 部下にあまり問題意識がない
金融会社の支店長十人にグループコーチングをしていたときのことです。一週間どのように部下にコーチングをしたのかを、一人ずつ振り返ってもらったのですが、なかなか言葉がスムーズに出てきません。そこでいくつかの質問をもとに、点数をつけてもらうことにしました。
「今週はどのくらい部下の話を聞きましたか? 十点満点で採点すると何点ぐらいでしょう?」「部下を承認した度合いは何点ですか?」「部下が楽しんで仕事をしていた度合いは何点ですか?」
質問を投げかけると、「あ~、そう言われてみると」「ん~、結構やれてないもんだな」といった気づきの声があちらこちらから洩れました。
漠然と「やれていない、できていない」と思うことを「点数にしたら何点なんだろう」と問いかけてみると、行動を客観的に振り返ることができ、ここまではできている、ここから先はできていないというのがはっきりと見えてきます。
できていないことというのは「なんだかうまくいってないな」と漠然と思っていることが多いものです。それをうまくいかせようとするのは、霧の中で進むべき道を探すようなものです。
点数化することはこの霧をかき消し、進むべき道を目前に提示してくれる可能性があります。霧の中でさまよい歩いている人がいたらぜひ「それ何点?」と聞いてみてください。少なくとも道の入り口くらいは見えるはずです。
- 理想の状態を十点満点として、今の状態を採点させる
- 自分がもっとこうなったらいいと思っていることについて点数化してみましょう。
- ・仕事の目標をどれだけ本気で達成しようと思っていますか?
・夢を実現するために、どれくらいの行動を今起こしていますか? - 厳密に考えて点数を割り出すのではなく、ぱっと浮かんだ数字をとらえてみてください。 他にも、「なんだかうまくいってないな」と漠然と思っていることについて、今どのくらいできているか点数化してみましょう。
(出典 : 『図解 コーチングスキル』 鈴木義幸著 (ディスカヴァー刊)






