スキル13 失敗する権利を与える
- □ 部下が目標を達成しない
- □ 部下に仕事を任せることができない
- □ 部下の中に答えがあるとはとうてい思えない
- □ 部下がリスクある行動に向けて最初の一歩が踏み出せない
皆さんがこれまでなにか新しいことを学ぼうとしたとき、仕事でも、勉強でも、皆さんの上司、先生、親はどれくらい「失敗する権利」を与えていましたか。
すなわち、失敗を悪として追及せず、成功へのステップとしてとらえ、その間じっと見守り続けてくれたでしょうか。それは皆さんにとって十分なものでしたか。それとも、もう少し失敗できる幅があったらよかったでしょうか。逆に今、誰かが新しいことを学ぶのをサポートする立場に皆さんがいるとしたら、どれくらいその人に「失敗する権利」を与えているかを振り返ってみてください。
日本の社会は一般的にあまり失敗に対して寛容ではありません。たとえば、会社を倒産させた経営者が表舞台に復帰するのはなかなかむずかしいのが現実です。それに対して、例えばアメリカでは、倒産させてしまったことそれ自体がかけがえのない経験として扱われるようなところがあります。
人材育成という場面では、相手に「失敗する権利」をもっと与えてもいいような気がします。それはなによりも「失敗する権利」を与えることが、相手の自発性を生みだすことに結びつくからです。逆にいえば「失敗する権利」がないところでは行動がどうしても「しなければならない」の連続になり、自発性よりも義務感を助長してしまいます。
自分はどのくらい部下に「失敗する権利」を与えているのか、一度立ち止まって考える価値はあるでしょう。
- 失敗は成功の前提と考え、寛容になる
- ・失敗を成功へのステップとしてとらえ、見守ってみましょう
- ・失敗に対して寛容になり、相手の自発性を促しましょう
(出典 : 『図解 コーチングスキル』 鈴木義幸著 (ディスカヴァー刊)






