スキル16 目標についてとことん話す
- □ 部下が目標を達成しない
- □ 部下の目標設定をうまくすることができない
- □ 部下はよくやっていが今ひとつ大きく伸びない
- □ 部下との間にビジョンの共有がない
管理職のかたに「部下とどんなコミュニケーションがとれたらいいですか?」とたずねると、圧倒的に多いのが「目標を達成するようなコミュニケーション」という答えです。先日も「どうすれば部下の中に本気で目標を達成してみようという気を起こさせることができるでしょう」という質問を受けました。
「ふだん目標を決めるとき、部下とどんな話をしているんですか」
「数字を与えて、部下がちょっとでも『無理だよそんなゴール』という顔をしたら、『とにかくがんばれ、やってみなきゃわからないだろ』っていいます」
「それで目標が達成されなかったらどうするんですか」
「そのときは、本当にやる気があったのかと問い詰めます」
これではお互いに苦しくなっていってしまいます。
かつて日本全体が右肩上がりで、がんばればなんとかなると思えた時代はそれでもよかったでしょう。でも時は流れたのです。多くの若者は「目標を達成してそれで?」と思っています。だから目標を達成したらそれはどんな「いいこと」を自分にもたらしてくれるのかということも含めて、目標についてたくさん、あきるくらい誰かと話す必要があります。そうしてはじめて目標というものに意識が集中し「やってみようか」と思うのです。
皆さんが、上司という役割を担っているとしたら、考えられ得る数多くの目標にまつわる質問をつくりだし、とにかく相手と目標についてたくさん話をしてみてください。決して無駄な時間にはならないはずです。
- 「がんばれ」のかわりに、目標に関する質問をたくさんする
- 部下と目標を決めるとき、目標にまつわる質問をたくさんしてみましょう。
- <質問の例>
・「目標を達成した瞬間のこと、イメージできる?」
・「その目標を達成したら次にはどんな目標を持つことができるかな?」
・「目標に向かう過程でどんなことを身につけるんだろう?」
・「予想される障害にはどんなものがある?」
(出典 : 『図解 コーチングスキル』 鈴木義幸著 (ディスカヴァー刊)






