スキル7 相手に受け入れられる「提案」をする
- □ 一生懸命自分の体験を伝えているのに、部下は真剣に受け止めていない
- □ 部下が目標を達成しない
提案ならしょっしゅうしているし、されてもいる。何をいまさらと思うかもしれません。しかし、ちょっと考えてみてください。あなたのその提案は本当に相手から「提案」として受け止められているでしょうか。
本来、提案は、イエスかノーかの選択を相手に完全に委ねて初めて成立するものです。ところが、上位にいる人が下にいる人に向かって、本当の意味での提案をする姿はあまり見かけません。
「プレゼンの資料に市場動向レポートも入れたらどうだ」
「もう少し英語に力を入れたほうがいいんじゃないか」
形態は提案ですが、ほとんど「命令」だったり、「おせっかい」だったりします。命令やおせっかいは、どうしても、「やらされている」というところに相手を導いてしまいます。
「イエスでもノーでもいい、判断はお前に任せた」というトーンで語られたとき、相手はその問いかけを「提案」として受け入れることができます。
まずは自分に投げかけられる言葉に意識を向けて、それが提案なのか提案以外のものなのかを察知する練習をしてみてください。
基準はただひとつ。そこにノーという自由が与えられているかどうかです。それができたら、自分で提案と提案以外のものを区別して周りに使ってみてください。相手の反応がどう変わるかに意識を向けながら。
- 「命令」でも「おせっかい」でもなく、相手にノーという自由がある提案をする
- 自分に投げかけられる言葉に意識を向けて、それが提案なのか提案以外のものなのかを察知してみましょう。それができたら、自分で提案と提案以外のものを区別して周りに使ってみましょう。
- 提案の例
・行き詰まっている部下に対して
「私も過去に同じような体験があるから、参考になればと思うので話をしたいんだけど、どうかな?」
・あまり効率的でない方法で実行しようとしている部下に対して
「こういうやりかたもあるんだけど、やってみるのはどうかな?」
(出典 : 『図解 コーチングスキル』 鈴木義幸著 (ディスカヴァー刊)






