スキル8 答えは必ず相手の中にあると信じる
- □ よい成績をあげていた部下が最近スランプに落ちこんでいる
- □ 部下が目標を達成しない
- □ 部下に仕事を任せることができない
- □ 部下の中に答えがあるとは思えない
- □ 部下の提案やアイディアが引き出せない
部下から相談を受けたとき、相手から引き出すより提案することが多くなってはいませんか?
「これはどうしたらいいんでしょうか?」と聞かれたら、頭では相手の自発性を促そうと思って、「××さんはどんなことができると思う?」と答えたとします。しかし、一方で、さすがと思われるような提案をしようと焦ってしまい、気の利いた提案が浮かばないと、ちょっとした息苦しさを感じたりはしていないでしょうか。
もちろん、提案すること自体は悪いことではありませんし、ときにはそうすることが必要なこともあります。しかし提案を考えながら、同時に相手の中の答えを引き出すことはできません。
質問をしたあとは、たとえ相手が「うーん」とうなっていても、じっと沈黙を守り「相手はきっと答える」と念仏のように頭の中で唱えます。不思議なことに、こちらが待つというスタンスに立つと、相手から本当にクリエイティブな答えやアイディアがたくさん出てくるのです。
言葉は乗り物であり、そこにどんな気持ちを乗せるかによって、相手に与える影響はまったく変わってしまいます。たとえ引き出すセリフを使っても、そこに相手に対する信頼が乗っていなければ、なにも引き出すことはできないでしょう。
部下があなたに相談を持ちかけたら、たとえどんなに素晴らしい提案が浮かんだとしても、あえて相手に聞いてみてください。「あなたはどう思いますか?」と。それに対する答えは、必ず相手の中にあるという大きな信頼を乗せて。
- 相手への信頼を持って質問し、答えを待つ
- 部下が相談してきたとき、きっと答えてくれる、必ず答えは相手の中にある、と頭の中で唱えながら、「あなたはどうしようと思いますか?」と聞いてみましょう。
- 相手が「うーん」とうなっても、あせらず、辛抱強く待ってみましょう
- 口先だけの言葉でなく、信頼の気持ちをこめましょう。
(出典 : 『図解 コーチングスキル』 鈴木義幸著 (ディスカヴァー刊)






