メディカル・コーチ・トレーニング・プログラム(MCTP)とは・・・
組織におけるチーム力の向上やリーダーシップ開発を手がけてきたコーチ・トゥエンティワンのトレーニングをベースに、コーチ資格を有する現職の医療従事者によるチームが医療現場の実態やニーズに合わせて開発した、チーム医療の促進に向けたコミュニケーショントレーニングのプログラムです。

今や、医療事故の死亡者数は、交通事故の死亡者数の倍以上(国立保健医療科学院による推定)とも言われています。それに伴い、増え続ける医療訴訟によるコスト増が病院経営に大きな影響を与えています。
米国政府のAHRQ(Agency for Healthcare Research and Quality;医療品質研究調査機構)の調査報告によると、70-80%の医療事故は医療従事者間のコミュニケーションの欠陥に起因しているとあります。
医療の現場では、技術や地位にばらつきのある異なる専門家間で調整をとりながら、迅速かつ適確な判断を求められます。チーム医療を実現させるためには、チーム内のコミュニケーションを向上させることが必須課題となりつつあります。

クラスは、医療チームをマネジメントする際に必要とされるマネジャーとしてのマインド、医療現場でコーチングが有効な場面とそこで活用できるスキルの紹介、スキルを実践する多くのエクササイズで構成されています。
クラスは毎月スタートし、早朝、昼休み、夜中など、様々な時間帯に開講されます。多忙な医療従事者の都合に合わせて、学習を進めることが可能です。
クラスは電話会議システムで行われます。病院、自宅、学会先のホテルなど、電話環境の整った場所であればどこからでも受講可能です。交通費、宿泊費など集合研修で発生する各種コストの削減にもつながります。

対患者に対するコーチングの有効性はこれまで数々の研究論文で明らかにされています。
糖尿病患者に対す る生活指導を中心としたコーチングによって、コーチングを受けた患者が受けていない患者よりいい検査数値を示したこと1)や、神経難病(小脳変性症)患者を対象にしたコーチングの実施が効果を証明し た報告2)の他、高脂血症、神経変性疾患における論文報告などでもコーチングの効果が明らかになっています。
コーチ・トゥエンティワンは、今後MCTPの普及により、日本の医療現場におけるコミュニケーション向上が加速し、チーム医療の実現が促進されることを期待しています。
1)Sacco WP, Morrison AD, Malone JI. A brief, regular, proactive telephone "coaching" intervention for diabetes.Rationale, description, and preliminary results. J Diabetes Complications 2004;18:113-118
2)Izumi S, Ando K, Ono M, Suzukamo Y, Michimata A, Fukuhara S: Effect of coaching on psychological adjustment in patients with spinocerebellar degeneration: A pilot study. Clinical Rehabilitation, 21,987-996, 2007

