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トルネードの真っ只中でビジネス会議
平野圭子 | 2004年10月06日
アメリカのコーチたちと仕事をする機会が最近多くなってきました。
その中で感じるのは、彼らのフットワークの軽さと、
ツールの使い方のうまさです。
この連載でも、コーチングを教えるための電話会議クラスについて、
何回かご紹介しましたが、
彼らにとって、コミュニケーションツールのシステムは
なくてはならないものであるのを実感します。
先日、朝早くに私がオフィスでメールを書いていると、
突然、インスタント・メッセンジャー
(インターネットで同時にログインしているもの同士が、
お互いにチャットできるツール)が飛び込んできました。
「グッド・モーニング、今いい?」
通常あまりチャットすることのない
コーチのデービッドからのお誘いでした。
「あなたがとっても興味を持つと思う人を紹介したいんだけど」
「今いいですよ。ちょうど時間あるし」
と答えてる最中に電話がかかってきました。
「この間、君が興味を持っている分野についての
専門家を見つけたので、すぐにミーティングしない?
金曜日の午前9時なら空いているんだけど」
「いいですよ。ではセッティングお願いします。」
さっそく、電話会議でのミーティングがセッティングされました。
相手は初対面のジョン。ホストはデービッド。
彼は当然私の関心ごとも、相手の魅力も知り尽くしていますから、
話はどんどん進み、協力関係を結ぶことができる可能性を
見出すところまでいきました。
こういうとき、コーチが進行係を務めてくれると、本当に助かります。
コーチはこのようなビジネスの進行役にも
まさに適任であると思います。
フロリダのデービッド、ジョージアのジョン、東京の私。
いる場所は違っても、話を進める機会を逃さない。
システムを使って
貪欲にコミュニケーションを進める力強さを感じました。
この話にはおまけがあります。
実は約束した時間にデービッドは電話会議に入ってこなかったんです。
初対面のジョンとふたりきりになっていました。
少しギクシャクしながら、お互いに自己紹介。
それでも入ってこない。
「じゃあ、仕事の話をしましょうか」と話している最中に、
大音響とともにデービッドが入ってきました。
「ごめーん、今トルネードの真っ只中で
少し静かなところに場所を移るから待っててね」と。
そんな臨場感たっぷりの会話の後で、ブツッと電話が切れ、
私はジョンと思わず苦笑い。
デービッドが再度入ってきたころには、
すっかり、場も和んでいて話も進んでいました。
国土の広いアメリカだからこそ発展しているこのシステム。
日本では、まだ直接話すことを大事にする文化ですが、
システムをもっと気軽に活用すれば、
いろんな新しい可能性が開けると思っています。
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