HOME > コーチングとは > 明日から使えるコーチング > コーチングスキル基礎編 スキル20
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- □ 部下が期限通りにレポートなどを提出しない
- □ 部下が目標を達成しない
- □ 部下の仕事に対するコミットメントがあまり高くない
先日、コーチ養成の研修中に、ある研修会社の社長さんが、コーチ役としてロールプレイをすることになりました。テーマは「部下育成」。
彼が行った最初の質問は
「テーマは部下育成ということですが、本当に部下を育てるつもりはありますか?」。
私は頭をハンマーで殴られたような衝撃を受けました。自分であれば「いつまでにどのレベルまで育てたいと思っていますか?」とか「これまでにどんなことを試されたか教えてください」とか、ゴールや過去の体験を確認することから始めるでしょう。のっけから相手に「イエス」か「ノー」かを迫るような質問をすることはめったにありません。
ところが彼はそれを断行しました。威圧するのでも何でもなく、真摯に自分はあなたのコミットメントを確認したいんだ、という気持ちが伝わってきました。それに対してクライアント役の方は、一瞬口ごもった後、しっかりした口調で「はい、あります」と答えました。彼のコーチングはこの瞬間、その成功をほぼ手中に収めたのです。たった一つの質問で彼はクライアントをやる気にしてしまったのです。
質問は大きく分けて2種類あります。オープン・クエスチョン(開いた質問)とクローズド・クエスチョン(閉じた質問)です。
開いた質問とはいわゆる5W1H(いつ、どこ、誰、なに、なぜ、どのように)で始まる質問、閉じた質問とは相手が「イエス」または「ノー」でしか答えられないような質問です。
これまで私は、コーチングで大切なことは相手の中にある答えを引き出すことであり、それを実現するためにはオープン・クエスチョンを多用することだと思っていました。しかし今回、私の中でクローズド・クエスチョンの価値が上がりました。相手との関係を崩さず使えるのであれば、質問のうち3回に1回はクローズド・クエスチョンでいいかもしれません。
皆さんもぜひクローズド・クエスチョンを使ってみてください。クロースド・クエスチョンを使うには、勇気と思いやりが必要です。だからこそ、それを真剣なトーンで伝えると、自分の中に力と愛が湧き起こるのが分かります。
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勇気と思いやりをもって「イエス」か「ノー」かを迫る質問をする
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コーチングでの質問は、原則として5W1Hのオープン・クエスチョンです。
ただし、相手との信頼関係は確かなものだと判断したときは、
クローズド・クエスチョンで劇的な効果を挙げてみてはいかがでしょうか。
(出典 : 『図解 コーチングスキル』 鈴木義幸著 (ディスカヴァー刊)







